行政書士試験 概要

行政書士試験の概要

07行政書士試験の概要

◎行政書士試験の概要

行政書士となるための主なルートは、行政書士試験に合格することです。
このページでは、行政書士試験の概要について説明していきます。

行政書士試験には受験資格の制限はありません。
試験は毎年一回、11月の第2日曜日に各都道府県で実施されます。

申し込み者は10年前に急増し、現在は8万人から9万人前後で推移しています。
そのうち受験しているのは6万人から7万人前後です。
2〜3割が出願だけして受験していないのですね。
記念受験や力試しでの受験が多いのが原因かもしれません。

合格率は2〜9%程度で推移しています。
もっとも全体で60%取れば合格できる絶対評価の試験のため、
合格率はあまり参考にはなりません。

合格基準をより詳しく説明すると…
300点満点中180点以上を取得し、かつ、
法令科目で50%以上、一般知識で40%以上の得点をしている必要があります。
(後者は足切ラインです。)

◎試験内容

【出題形式や配点】
マークシート形式の択一式と、40字程度で記述する記述式の二つがあります。
択一式は…
・5つの選択肢から1つを選ぶ5肢択一式
・文章に穴が開いており多くの選択肢から選ぶ多肢選択式
の二つがあります。

また、法律科目が出題される法令科目と
一般知識科目の二つに分かれます。

多肢選択は法令科目にだけ存在し、3問で24点分の配点があります。
記述式も法令科目にだけ存在し、3問で60点分と大きな配点があります。
残りは択一式です。
法令科目は244点満点、一般知識は56点満点、計300点満点です。

【法令科目】
法令科目は、行政書士の業務に関し必要な法令等科目とされています。
・憲法
・民法
・行政法
・地方自治法
・商法
・基礎法学
以上の科目からなっています。

【一般知識】
一般知識は、行政書士の業務に関する一般知識等とされています。
・政治、経済、社会
・情報通信・個人情報保護
・文章理解
の3分野からなっています。

【科目ごとの配点】
科目ごとの配点は平成20年の試験を見てみると…
行政法が92点
民法が76点
一般知識が56点
憲法が28点
地方自治法が20点
商法・会社法が20点
基礎法学が8点
となっています。

行政法・民法が重要と言われていますが、憲法もある程度重要ですね。

 

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08行政書士試験の勉強法

 

◎行政書士試験は司法試験より難しい?

近年行政書士試験のコミュニティや掲示板などで、
「行政書士試験は司法試験より難しい」という
主張を見かけることがあります。

司法試験の範囲は、行政書士試験の範囲の2倍程度です。
それに加え、各科目の深さも数倍程度要求されます。

行政書士試験では40字程度で記述することが求められますが、
司法試験では2時間で3000字程度論述することが求められます。

司法試験の方が明らかに難しいのですね。

司法書士試験より難しいと言われることもあります。
これについても、同様に分析していくとやはり無理がある主張です。

結論から言いましょう。
法律系の国家資格の中で、行政書士は簡単な資格です。

◎なぜ難しいと言われるのか?

どうして行政書士試験は難しい、と言われることがあるのでしょうか?
それは、以下のような理由によるのだと思います。

【法科大学院から受験する人が増えている】
これは事実です。
しかし行政書士試験は、絶対評価の試験です。
ライバルにどんな強敵が増えたとしても、合格しづらくなるわけではないのです。

【難しいと主張することで、受験しようとしている自分を高めたい】
これが理由として大きいのではないでしょうか。
しかしこれを主張しても虚しいだけですね。
難しいと思い込むことで、解ける問題も解けなくなる場合もあります。

【記述式が採用された】
記述式が採用されたので難しい、という主張も聞きます。
マークシート形式だけの社会保険労務士試験より難しいぞ、と。
しかし記述式と言っても40字程度ですよね。
問われている内容も、超重要項目ばかりです。
これだけをもって難しいとは言えないでしょう。

【問題が難化していると言われている】
これはよく言われていることです。
20年スパンで見ると、それは事実でしょう。

しかしこの数年で、急激に難化したとまでは言えません。
・今まで問われなかったものの、範囲内で重要項目だったり…
・単なる条文知識だったり…
・理解していれば解ける問題だったり…
このような場合が多いのです。

難しい難しいと主張してハードルを上げるより、
簡単だと認めた上で、スパッと合格する方が生産的ですね。

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